それ以後、私はF先生と親しくさせて頂き、もっと色々と吸収したい、知りたい、いつしかそう思うようになっていました。お施主様の為になることは何でも吸収したい。でも、根っからの理系である私にとって、家相というものについてはまだ半信半疑。
本当なの？科学的に根拠はあるの？
そんな気持ちが無かったと言えばウソになるかもしれません。
けれど、あの老齢のご夫婦の変わり様を実際に見てしまった私としては、お施主様の為になるならば、家相についてもっと知りたい！という感情を抑えられなくなっていました。して、F先生からいろいろな実例や体験談をお聞きしているうちに、家相は住む人の幸福や繁栄に深く関わっていると思うようになっていきました。
特に「水回り」と「玄関等の外部との出入口」、そして「階段の位置」は重要であることがわかってきました。
もし私がリフォームをさせて頂いたお家の人が、その後病気になられたり不幸になられたら・・・人生にはいろいろなことがあるので、実際には責任は問われなくても私は責任を感じてしまう・・・と強く思うようになりました。
それから、家相について基本的な事だけでもいいので一通り学んでおきたいと思い、家相に関するいろいろな書物を数多く読みました。
一方、風水との出会いは、インテリア産業協会のホームページに掲載されていたとあるコラムを読んだことに始まります。
一級建築士であり、インテリアコーディネーターでもある私は、インテリアに関する情報原として「インテリア産業協会」のホームページを見ることが多く、そこに掲載されている様々なコラムを読んでいました。
その一つに、「箱嶌李風」という人の風水に関する連載コラムがありました。
その先生は、風水鑑定師であるとともに、インテリアコーディネーターと二級建築士の資格も持っておられました。
主に風水学の基礎と、八宅風水に関する内容でしたが、家相とまた少し違って「風水カラー（色）」などの記述もあり、カラーの好きな私にとって非常に興味深い内容だったことを覚えています。もっと知りたいと思い、この箱嶌李風先生の著書「風水家相の家づくり」を
手にすることになります。そして、もっと深く学びたくなり、インターネットで風水家相を学べるところを徹底的に探しました。